TOP > 釣り歴 > 釣り歴(1994/11/24)
私と親父の釣果
釣行日 1994年11月24日 木曜日 AM3時〜PM2時
天候 晴れ
船宿・渡船 つり寿
釣り場所 島根県浜田市沖 伍八波止
魚種 マダイ・ヒラマサ
仕掛け 底カゴ、道糸6号、ハリス4号5m、ハリ 磯バリ12号
水深・タナ 10m〜20m
エサ オキアミボイル
釣果 ワカナ 50cm〜55cm 1.5kg〜2.0kg 8本
小潮 満潮 02:24、15:16  干潮 10:46
潮流 右 から 左へ
北東 のち 南西 3m〜1m
海況 1.0m
海水温 ?℃
釣り座 西側から10m
参考釣果
なし
同行者 伊達和元
メモ
この日は、数日前から時化が続いており久しぶりに釣行出来た貴重な1日だったのです。この伍八波止ですが、馬島の北東に位置する長さ約300m、幅20m程の沖の防波堤なのです。この日は、久しぶりに釣行出来たと言うこともあって平日にも拘わらず防波堤は約70人の釣り客で一杯の状態でした。
 この日も親父と一緒に釣行した訳ですが、午前3時頃渡船して貰ったときには、既に釣り座が余り空いてなくて我々は、馬島よりの端から10m程のところで釣ることになった訳であります。何時ものように夜が明けるまでは、浮き下を20mくらいと深くしてマダイを狙いますが、この日も残念ながらマダイの顔を見ることは出来ませんでした。
 そうして夜が明けると共にあちらこちらでワカナが釣れ始めます。我々の隣でやってたおじさんは、中国地方特有のタル浮き仕掛けでやっておられたのが当たったみたいで朝方どんどんワカナを釣り上げて行きました。我々も遅れることなくワカナを釣り上げて行きますが、この日は何故か横着になって波止から海面まで5m近くあるにも拘わらずイナダを無理してゴボウ抜きしたときに、何尾のワカナをバラしたか分かりません。
 当たりは1日中ポツリ、ポツリとあり退屈することなく釣れたのであります。この日は、納竿の時間を午後12時としてたのですが、まだエサも余ってることだし魚も釣れてることから迎えに来た渡船に時間を午後2時までやると変更して貰ったのであります。そして、私はやってはいけない大きなチョンボをしてしまったのです。それはこのクラスのワカナを3尾くらい釣ったらハリスを交換しなければいけないのをさぼってしまったために後から大きな後悔をするはめになったのであります。
 時間は余り記憶にありませんが、沖合30m付近を流れていた浮きが一気に海中に突っ込んで竿まで引ったくられるような当たりがありました。私は直ぐにこれは可成りの良型の多分8kgクラスのヒラマサが食って来たと確信してやり取りを開始した訳ですが、このクラスのヒラマサの突進は凄まじいものがあって竿で溜めて出来ることなら道糸を出さないように頑張ったものの、先ほど述べましたように1度魚を掛けて弾力を失ったハリスの強度は極端に落ちて来るものなのです。暫くやり取りをしましたが、ドラッグを緩める暇もなく4号のハリス切れでバラしてしまったのです。本当に悔いの残る1尾でした。
 すかさずハリスを5号に変更して投入を繰り返しましたが、この後ヒラマサからの当たりはありませんでした。
 一方、親父の方も何尾かのワカナを釣り上げたあと2人並んで沖合の浮きを見つめていたら今度は、親父の浮きが私の目の前で海中に突っ込んだのであります。私は親父に「入ったよ。」と伝えると糸ふけを取って大きく合わせると竿が満月のようにしなりやり取りをやろうと思っても全くリールが巻けないと言ってうろたえておりました。それもそのはずです。これまでに大物との対決を経験してないことが裏目にでたのであります。私が横で見てた限りでは底に突っ込むような感じでしたので、もしかしたら大マダイだったのかも知れません。このとき竿を私が取り上げてやり取りしても良いのですが本人が釣ったことにならないのでただ見てるしかなかったのです。
 この日は、ヒラマサ、マダイらしき大きな獲物を逃がすと言う大チョンボをやってしまった1日となりました。この日の教訓としてある程度使ったハリスは傷が付いてなくても必ず新しい物に変更すること。何時大物が来るか分からないのでドラッグの調整は常にやっておくこと。親父に食った魚を後から考えれば私がやり取りすれば良かったなどのことを痛感した次第です。