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磯釣りでの心得みたいなものをまとめてみました。みなさんの釣行に少しでも参考になれば幸いです。
2007年08月14日 更新
項目 解説 備考
釣行前の確認
天候確認
  釣行日前日のPM7時以降の天気予報を確認し、釣行日の天候、潮、風、波を把握し安全に注意して釣行するように心掛けましょう。
特に、地磯の場合は、無理な釣行をして怪我、遭難などのないように!!
釣果情報収集
釣果を確実にアップさせる方法としては、今現在釣れているポイントへ釣行することが1番大切だと思います。では、その情報をどうやって入手するかですが、最近ではインターネットの普及によりWebサイトで確認するも良し、直接渡船業者へ問い合わせるのも良いかと思います。
タナセット
釣行予定のポイントが決まったら事前に浮きのタナをセットしておきましょう。
タナが合ってないと魚は食って来ません。因みに、私の場合は、1ヒロを約1.7mとして計算し、3ヒロで竿1本としております。食いが渋い時は、2ヒロの違いが命取りとなりますので、タナセットは、慎重にやらなければなりませんね。
釣りエサの手配
付けエサ、コマセのオキアミボイル、オキアミ生は、釣果を左右する重要な要素の1つとなります。釣行時に現地で調達しても構いませんが、事前に釣行することが決まってるならば、いつも行きつけの釣具屋、エサ屋で購入することを勧めます。私の場合は、オキアミボイルを4.5kg注文して、必ず解凍しておくように頼んでおきます。こうすることによりシャッキとしたエサを入手することが出来ると思います。
夏場:1.5kgのブロックを3個の内1個を解凍、2個を冷凍のままで購入
冬場:1.5kgのブロックを1個、3kgのブロックを1個をそれぞれ半解凍で購入
 
渡船船着場へ
着いたら
乗船名簿の記入
  磯釣は、危険を伴うものですから安全に釣行するためにも乗船名簿は、必ず書きましょう。急な天候変化などによる引き揚げなどを携帯で連絡しますので、必ず携帯番号の記入を忘れないように!!
最新の釣行情報入手
渡船船着場の休憩所は、意外と本音を聞ける可能性の高いところでしょう。また、常連さんなどから穴場情報を入手することが出来ることもあるので大いに役立てましょう。タナ、ハリスなど聞けるかもね!!
いざ出船!!
身支度を済ませ、釣具を船に積み込んで、船長から乗船指示があったらいよいよ出船です。特に、日本海は、いつも穏やかだとは限りません。乗船したら必ず椅子または自分のクーラーへ腰掛けて低い姿勢を取るようにしましょう。
 
釣場ポイントへ
着いたら
釣り座の確保
  先ず、釣場ポイントへ着いたら、どこで釣りをするか、魚が掛かったらどこで取り込むかをあらかじめ決めておきます。特に、磯の場合は、どこにシモリ、瀬があるかも良く把握しておかないと折角魚を掛けてもばらす原因となります。
エサの解凍の確認
オキアミなどの解凍を確認して、まだ不十分の場合には、海水を入れて溶かすようにしましょう。但し、溶かし過ぎもエサを台無しにしてしまうので注意が必要です。夏場は、1度に全てのエサを溶かすのではなく、クーラーなどに入れておき、少しづつ溶かして使うといつまでも新鮮なエサを保てますよ!!
 
実釣中の確認
付けエサの確認
  仕掛けを回収したときに、必ず付けエサのオキアミがどのような状態になってるかを確認して下さい。これにより仕掛けを投入する間隔も変えなければいけません。
付けエサのオキアミが完全な状態で揚がるとき
全く魚の気配がない または ヒラマサなどの大物が回遊している。
付けエサのオキアミが頭だけ取られているとき
マダイなどがエサをかじった可能性があります。
これまでの投入間隔と同じでOKですが、エサが残るのでもっと流しても大丈夫でしょう。
付けエサのオキアミが全て取られているとき
エサ取りが沢山いる証拠ですから手返しを早くする必要があります。目安としては、浮きが立ってから1分くらいの間隔で手返しすることですね。
ハリスの確認
仕掛けを回収したときに、天秤の方からハリに向かって手繰って下さい。これにより手先の感触でハリスに傷などが付いてないかを確認します。どんなに太いハリスを使っていても傷が付いてると簡単に切れてしまいますよ。因みに、私のハリスの基本は、4号または5号を4ヒロ(7m)です。
道糸の確認
仕掛けを投入したときに、浮きが立ってから手先の感触で道糸に傷、ヨレなどがないかを確認します。どんなに高級な道糸でも傷が付いていると簡単に切れてしまいますよ。因みに、私の道糸の基本は、5号200mです。
 
仕掛けの
トラブル
ハリスが縺れる
  最近では、ハリスも3ヒロ〜4ヒロ以上と長めにするために、遠投したときに縺れることがあります。これは投げ方にもよりますが、仕掛けのバランスが悪いために発生すると考えます。いつも上手く遠投してるような常連さんの仕掛けを参考にするのも方法だと思います。因みに、私の仕掛け(浮き、天秤、カゴ、ハリス、ハリ)を参考にしてみては如何でしょうか?
 
帰りの渡船が
来るまでに
釣場の清掃
  帰りの渡船が来る20分前には、実釣を止めて、オキアミで汚れたバッカン、付けエサ用入れ物、バケツなどを海水で綺麗に洗っておきましょう。
釣場で出たゴミは、釣り人の責任において必ず持ち帰るように心掛けましょう。渡船業者に言えば、ゴミ袋をくれますよ!!
 
マナーについて
混雑する釣場
  竿は1人1本にしましょう。沢山の釣り人が釣りを楽しめるようにしたいものです。場所取りのための荷物の確保は、出来る限り小さくしましょう。
釣場へ入るときは、十分な空きがあることを確認してからにしましょう。さらに、出来れば周りの釣り人に「入らせて貰います。または、ここへ入っていいですか?」と挨拶すればトラブルは、殆ど起きません。
投げる時は、「投げます」と一声掛けてから投げたいものですね。最近は、竿などの釣具も大変高価な物が多いですから釣行で竿を折るようなことは、したくないですね。
自分の前方に投げる場所がない場合に、隣の釣り人の仕掛けを跨いで投げなければいけない時は、必ず「跨ぎます。とか、被せます。」と一声掛けてから投げたいものですね。
隣の釣り人が投げる体勢にあるときは、出来る限り姿勢を低くして、竿は絶対に立てないように下を向けるくらいにしたいものです。
釣りの仕掛けは、底カゴ仕掛け、タル仕掛け、フカセ仕掛け、胴突仕掛けなど沢山の種類がありますが、出来る限り周りの釣り人と同じ種類の仕掛けでやりたいものですね。どうしても自分の拘りがある場合は、釣場をちょっと離れたところにするくらいの気持ちの余裕が欲しいものです。自分さえ良ければOKという考えは、止めたいものです。
隣同士の釣り人がお互いに譲り合いの気持ちで釣りをすれば釣果もアップすること間違いないと思います。